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『北見赤十字病院のがん医療の現状』の研修を受講して

こんにちは藤田です。

前回のブログで案内しました3/15に受講した研修

「北見赤十字病院のがん医療の現状~院内がん登録データより~」をがん予防にお役立て

下さい。

今回の【視野を広げるため】は、最新のがん情報です。

1.北見赤十字病院の年代別がん罹患状況

胃・大腸・肝臓・肺・前立腺がんの年代別ピークは70歳~79歳です

子宮頸部の年代別ピークは30~39歳です

乳腺の年代別ピークは40~49歳と70~79歳の2回ある

2.がん毎の発見経緯とStage

発見経緯は4種類・・・①がん検診、健診 ②他疾患経過観察中(偶然発見)

③自覚症状あり受診 ④不明

・胃がん→StageⅠで②が65%、StageⅣで③が100%

・大腸がん→Stage0で②が57%、StageⅢで③が70%

・肝臓がん→StageⅠで②が83%これはB型C型肝炎から発見される

・肺がん→全てのStageで②が55%程ありこれはレントゲン検診で発見されたもの

・乳がん→Stage0・Ⅰで①~③で発見され、これは、しこりで発見されるため

・子宮頸がん→Stage0・Ⅰで①~④にて初期で発見されるケースが多い

・前立腺がん→StageⅠで②が65%、StageⅣで②が53%

《これらのデータから考えられる現状》

・症状が出てから受診した場合はすでに進行していることが多い

・健診で発見された場合は初期である

・定期的に他疾患受診している場合は検査で偶然発見され症状が出て比較的に

早期発見ができている

3.がん治療方法の現状

・初期であれば根治のため手術(外科・鏡視下・内視鏡)を実施、特に胃や大腸は侵襲の少ない

内視鏡治療を行う

・進行している場合は基本的に手術はできず化学療法が主な選択肢となる

・初期であっても部位によっては手術前後に複数の治療を組合せ再発リスクをさげる

 

《総合まとめとして》

●健診は、がんの早期発見に有益である

●症状が出てからの診断では進行していることが多く、根治が難しい

●都会にいかなくても、北見赤十字病院で標準治療とされている治療の多くは受けられる

 

がんは健診が一番です。

では、また、では

 

北見本店 営業 藤田浩二